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高野山真言宗 金光明四天王護国之寺 醫王山 飛騨国分寺

TEL. 0577-32-1395

〒506-0007 岐阜県高山市総和町1-83

飛騨国分寺の概要

 天平13年(741)、聖武天皇は「国分寺建立の詔(みことのり)」を下し、奈良の東大寺を総国分寺として、全国約60ヶ所の各国に国分寺(金光明四天王護国之寺)を建立するよう命じました。各国分寺には七重塔が造られ、『金光明最勝王経』が安置されました。その目的は、経典の読誦講読による鎮護国家と、地方政治の確立、文化の開拓にありました。寺の財源として、封戸50戸と水田10町が施され、僧侶は20人と定められました。

 当寺は、飛騨国の国分寺のため、「飛騨国分寺」と呼ばれています。開基は行基菩薩と伝えられ、天平18年(746)頃に創建されました。境内の推定樹齢1250年の大イチョウ(国天然記念物)は、創建当初に植樹されたと伝わっています。創建当時の伽藍配置は、現在の本堂床下から発掘された旧金堂礎石群や、境内に現存する七重塔の礎石(国史蹟)から、金堂と七重塔が南面して併立していたことが分かっています。

 平安時代以降、度重なる火災などにより堂宇は焼失と再建を繰り返し、現在の本堂(国重文)は、室町時代中期以前に再建されました。本堂内陣には、本尊の薬師瑠璃光如来(国重文)をはじめ、聖観世音菩薩(国重文)、阿弥陀如来(県重文)、弁才天(円空仏)、木鶴大明神(市文化財)などの数多くの仏像が安置されています。飛騨地方唯一の三重塔(県重文)は、文政4年(1821)に飛騨の匠三代目水間相模によって再建されました。

 飛騨国分寺は、創建から1250年以上の歴史を有し、飛騨の国と人々を見守り続けてきた、この地方随一の古刹です。


●節分星祭 開運厄除 北斗大護摩供

 旧暦では立春が一年の始まりとされ、その前日の「節分」には、除災招福を願うさまざまな行事が行われます。当寺ではこの日に、密教の秘法である「星祭」を執り行っております。  
 人は古来から星を観察し、星と人との運命・運勢には関係があると考えてきました。弘法大師空海によって日本へ伝えられた『宿曜経(しゅくようきょう)』というお経には、人には生まれ年によって決まる星(本命星)と、その年に応じて変わる星(当年星)があると説かれています。星祭では、これらの星々を供養することにより、星廻りの悪い年は悪事災難を避けられるように、星廻りの良い年はさらに良い1年となるように祈念いたします。  
 当山では節分より7日間、星祭北斗大護摩供を厳修し、開運厄除の祈願をいたします。また毎月28日には不動明王護摩供を修法し、年中祈願を続けています。  
立春から1年間、皆さまが無事息災でありますよう、節分星祭にぜひお申し込みください。



令和7年2月2日(日)乙巳(きのとみ)
第一座14:00~ / 第二座19:00~


◇年中祈願(大木札) 1人3,000円以上のご志納
◇七日祈願(木 札) 1人2,000円以上のご志納
◇当日祈願(紙 札) 1人500円以上のご志納


申込書ダウンロード(PDF)→

●令和7年乙巳(きのとみ)厄年早見表
〇男性本厄 25歳(平成13年生)/42歳(昭和59年生)/61歳(昭和40年生)
〇女性本厄 19歳(平成19年生)/33歳(平成5年生)/37歳(昭和64年・平成元年生)/61歳(昭和40年生)
※年齢は、数え年です。





■お焚き上げ:12:00~
・お焚き上げのできるものは古いお札・お守り・絵馬などです。
・お焚き上げのお志は、本堂賽銭箱にお納め下さい。

※プラスチック等の飾り物は事前に外して下さい。
※お寺と関係のない物は持ち込まないで下さい。
(お鏡餅などの食品類・書類・葉書・色紙など)


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飛騨国分寺をご参詣されるみなさまへ

□受付(9時から16時まで)
御朱印、お守り等の授与、本堂拝観などのご対応をしております。
※法要・法務等で受付できない場合がありますので、予めご了承ください。

瞑想体験(予約制)
詳細はこちらをご覧ください。

□僧侶と茶話会(予約制)
観光の空いた時間に、国分寺のお坊さんとお話しませんか

会話や対話をしたり、お話をお聴きしたりいたします。
・お寺や仏教について
・飛騨高山の歴史や文化
・さまざまな不安や悩み
・グリーフ(大切な人・もの・事柄を失ったことによって生じる悲しみや苦しみ)
その他、内容は自由です。

※プライバシーに関することは守秘いたします。

ご志納:1時間5,000円(個人・グループともに)
お電話もしくはメールにてご予約ください。

駐車場について
境内への駐車は、参拝・来寺の間のみご利用いただけます。
境内に駐車されたまま、他の場所へお出かけになることはご遠慮ください。


仏教を学ぶ会

仏教を深く知りたい方、一緒に学びませんか。
今の自分に役立つ教えを見つけ、生活や仕事に活きるヒントとなれば幸いです。知的好奇心からの参加も歓迎します。テーマは、参加者の皆さまの関心に合わせて決めていきます。

<テーマの例>
ブッダの教え、釈迦の生涯、仏教の歴史、大乗仏教、密教、弘法大師空海、飛騨国分寺の歴史、瞑想について、仏教経典について(原始仏典、般若心経、観音経など)、読経、写経、など

※関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。

飛騨国分寺
TEL:0577-32-1395
Mail:yakushi@hidakokubunji.jp



毎月の法会


 ●8日 本尊薬師如来供(八日薬師) 13:30~(本堂)
毎月8日は、ご本尊「薬師瑠璃光如来(お薬師さま)」のご縁日。
ご参拝の皆さまと一緒に『観音経(かんのんぎょう)』をお唱えします。
※5月から10月(年6回)には、境内にて9時から15時まで「八日市」が開催されます。

 ●21日 弘法大師 御影供(みえく) 13:30~(大師堂)
毎月21日は「弘法大師空海(お大師さま)」が高野山奥之院にご入定されたご縁日。
併せて「施餓鬼(せがき)」を行い、ご家族やご先祖様方のご供養もお勤めしています。

 ●28日 不動明王 護摩供(ごまく) 13:30~(護摩堂)
毎月28日の「不動明王(お不動さま)」のご縁日には護摩祈祷を厳修いたします。
添え護摩木(ごまぎ)に心願成就などのご祈願をご記入いただき、ご参拝ください。



醫王山 飛騨国分寺

〒506-0007
岐阜県高山市総和町1-83

TEL 0577-32-1395

■毎月の法会
・ 8日 本尊薬師如来供
 13:30~(本堂)

・21日 弘法大師 御影供
 13:30~(大師堂)

・28日 不動明王 護摩供
 13:30~(護摩堂)