目通り約10メートル、樹高約28メートル
推定樹齢1250年以上の雄株。由来の一つとして、飛騨国分寺創建の際に、行基菩薩が手植えしたとも伝えられています。樹齢を重ねたイチョウに垂れ下がる気根が、乳房のように見えることから「乳イチョウ」とも呼ばれています。古くから乳の出ない母親の母乳の出や、子授け、安産、子育てなどの信仰を集めてきました。樹下には子どもたちを見守る親子の地蔵菩薩がまつられています。
昭和、平成と度重なる台風や落雷により大きな被害を受け、樹勢の衰えも危惧されましたが、国と地方行政の支援や、地域の人々による寄付や保護活動によって、現在もなおその雄姿を保っています。
昔から「国分寺のイチョウの葉が落ちると初雪が降る」という伝承があり、飛騨の人々にとって冬の訪れを告げる風物詩となっています。
(日本遺産構成文化財)
天平の昔、初めてこの地に七重の塔が建てられた時のこと。大工の棟梁が誤って柱を短く切ってしまい、深く心を悩ませていた。棟梁の一人娘、八重菊(やえぎく)はいたって孝心深く、父の心配事を察し、思案の末、「柱の上に枡組を作って補えば、かえって塔の装飾となり、その美しさを際立たせることができるでしょう」と父に提案した。塔は立派に完成し、その出来栄えは国中の評判となった。
しかし、父の棟梁は自分の名誉を守るため、八重菊を殺して境内に埋めてしまう。孝心深い八重菊は、父の為に深く死を諦めて「願わくば十方の諸仏、わが亡き後永くこの寺を護って諸人を利益し、諸菩薩わが願いによって必ず女人の心願を満たされん事を(十方の諸仏よ、私が亡き後も永くこの寺を護り、人々に幸せをもたらしてください、諸菩薩よ、私の願いによって、必ずすべての女性の願いが叶いますように、どうか見守りください)」と祈って、自ら悲願の人柱となったのである。
その後、八重菊の塚の上に一本のイチョウが植えられた。今は根元に石の親子地蔵がまつられ、古来乳の出ない女性が願かけをすることから「乳イチョウ」と呼ばれている。
たくさん垂下する気根(空気中に出る根)を乳房に見立て、「乳イチョウ」とも呼ばれている。 |
◆最新情報は『ひだっちブログ』にアップしていますので参考にしてください。
■2024年度イチョウのようす。最新情報は『ひだっちブログ』(立冬:11月7日 小雪:11月22日) | |||
2024.10.06 |
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■2023年度イチョウのようす。最新情報は『ひだっちブログ』(立冬:11月8日 小雪:11月22日) | |||
2023.11.26 |
2023.12.02 |
2023.12.04 |
2023.12.06 |
2023.11.12 |
2023.211.14 |
2023.11.20 |
2023.11.23 |
2023.10.24 |
2023.11.03 |
2023.11.07 |
2023.11.08(立冬) |
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■2022年度イチョウのようす。(立冬:11月7日 小雪:11月22日) | |||
2022.11.24 |
2022.11.25 | 2022.11.26 | 2022.11.28 |
2022.11.12 |
2022.11.15 | 2022.11.19 | 2022.11.21 |
2022.11.03 |
2022.11.07(立冬) |
2022.11.10 |
2022.11.11 |
2022年11月8日(火曜日) ■国分寺大銀杏と皆既月食 日本では442年ぶりの皆既月食と天王星食が同時に観測できる天体ショーが見られました。 皆既月食とは、太陽と地球、月が一直線に並び、月が地球の影に入る事で起きる現象です。 東の空で皆既食が午後6時9分から始まり、午後7時16分から午後8時42分にかけて完全に地球の影に入りました。 ※画像提供:(上仲剛司様) iPhone13Pro/ナイトモード/シャッター10秒 |
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■2021年度イチョウのようす。(立冬:11月7日 小雪:11月22日) | |||
2021.11.21(ピーク) | 2021.11.26 | 2021.11.28 | 2021.11.30 |
2021.11.13 | 2021.11.14 | 2021.11.17 | 2021.11.20 |
2021.11.03 | 2021.11.07(立冬) | 2021.11.10 | 2021.11.11 |
■2020年度イチョウのようす。 | |||
2020.11.21 | 2020.11.22(小雪) | 2020.11.25 | 2020.12.01 |
2020.11.13 | 2020.11.14 | 2020.11.17 (ピーク) | 2020.11.118 |
2020.11.03 | 2020.11.08 | 2020.11.11 | 2020.11.12 |
■2019年度イチョウのようす。 | |||
2019.12.08 | 2019.12.09 | 201912.10 | 2019.12.23 |
2019.11.22(小雪) | 2019.11.24(ピーク) | 2019.11.30(初雪) | 2019.12.05 |
2019.11.08(立冬) | 2019.11.15 | 2019.11.17 | 2019.11.18 |
2018年9月4日の台風21号で甚大な被害を受け、折れた枝などの調査と撤去作業が今年8月と10月に行われました。 今までの雄大な姿から垂れ下がって危険だった裾の枝や上部の枝が取り除かれ少し寂しげなイチョウになりました。 |
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■2018年度イチョウのようす。 | |||
本年度は、9月4日の21号台風で甚大な被害を受け、風で折れて落下した大きな枝などは片づけられたのですが、上部で折れたり皮一枚で引っかかった状態で残ってる枝はそのままになってるのが多く見られます。 例年まだ多くの葉に覆われてるイチョウは、多くの枝か折れ幹や枝がむき出し状態で寂しげです。 特に被害が大きかった西側は、太い枝が折れたので幹が丸見え状態です。 国分寺大銀杏は、1953年(昭和28年)3月31日に、国の天然記念物に指定されているため 文化財保護法(第80条)において,「その現状を変更し,又はその保存に影響を及ぼす行為をしようとするときは,文化庁長官の許可を受けなければならない.」と定められているので、手の付けれないところもあり、立入禁止地域もありますので十分にご注意ください。 ■2018年9月5日 21号台風被害の早朝 ■2018年11月17日の境内 ■2018年度イチョウのようす(立冬:11月7日 小雪:11月22日) |
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2018.11.30 | 2018.12.05 | 201812.09(初冠雪) | 2018.12.10 |
2018.11.20(ピーク) | 2018.11.21 | 2018.11.25 | 2018.11.27 |
2018.10.26 | 2018.11.07(立冬) | 2018.11.15 | 2018.11.16 |
■2017年度イチョウのようす。 | |||
2017.1123 | 2017.11.26 | 2017.11.28 | 2017.12.03(完了) |
2017.11.12 | 2017.11.19(みぞれ) | 2017.11.21(降雪) | 2017.11.22(小雪) |
2017.10.26 | 2017.10.31 | 2017.11.05 | 2017.11.07(立冬) |
■2016年度イチョウのようす。 | |||
2016.11.23 | 2016.11.24(初冠雪) | 2016.11.28 | 2016.12.07(初氷) |
2016.11.07(立冬) | 2016.11.13 | 2016.11.20(ピーク) | 2016.11.22 |
■2015年度イチョウのようす。 | |||
2015.12.01 | 2015.12.07 | 2015.12.09(落葉完了) | 2015.12.31 |
2015.11.05 | 2015.11.10 | 2015.11.15(11時) | 2015.11.27(初雪) |
■2014年度黄葉のようす | |||
2014.11.04 | 2014.11.10 | 2014.11.18(ピーク) | 2014.12.02(初雪) |
〒506-0007
岐阜県高山市総和町1-83
TEL 0577-32-1395
■毎月の法会
・ 8日 本尊薬師如来供
13:30〜(本堂)
・21日 弘法大師 御影供
13:30〜(大師堂)
・28日 不動明王 護摩供
13:30〜(護摩堂)